ベビーコラーゲンブースタ―療法

今もこれからも美しく
肌を蘇らせる
ベビーコラーゲンブースター療法

  • 監修医師:池田 欣生 いけだ よしお
  • 東京皮膚科・形成外科 総院長
  • 東海大学 形成外科 非常勤講師

ベビーコラーゲンブースター療法

ベビーコラーゲンだけではなく、PCL(ポリカプロラクトン)製剤と混合して気になる部位に注入することで、しわの改善や肌の若返りが期待される治療法です。

ベビーコラーゲンブースター療法とは

ベビーコラーゲンとは、世界で初めてⅠ型コラーゲンとⅢ型コラーゲンを50:50で配合した唯一のヒト由来コラーゲン注入剤(ヒューマラジェン)です。
加齢とともに減少していくベビーコラーゲン(ヒトIII型コラーゲン)を補充することで、肌の若返りとともに肌の若返りが期待できます。

また、PCLと一緒に注入することによって、皮膚組織量を増強させ、シワを改善させるだけでなくコラーゲン産生を促すことにより肌質改善が期待されます。注入した部位のスキンタイトニングも期待できます。個人差がありますが2年程度で吸収され自分の細胞に置き換わります。

治療のポイントは”注入前の剥離”

ベビーコラーゲンブースター療法では、製剤の注入前に”皮下の剥離”を行います。この工程が、従来の注入治療とは異なる点の一つであり、これを行うことにより、コラーゲンの生成をより活発に促します。

施術としては、麻酔を行いながら血管を傷つけないようにマイクロカニューレで皮下を丁寧に剥離していきます。剥離をすることで、スキンタイトニング(皮膚深部への刺激によってコラーゲンの再生を促進)も同時に行うことができます。

しかし、患者様の多くが気にされるZygomatic lig(いわゆるゴルゴ線)の剥離については注意が必要で、長期的に見ると、剥離後に頬全体の皮膚が落ちてほうれい線下部が目立つこともあるため、剥離せずにスキンタイトニングや脂肪溶解のみ行います。