ベビーコラーゲンとは
I型コラーゲンとⅢ型コラーゲンを50:50で配合した世界初・唯一のヒト由来コラーゲン注入剤です。
近年注目されるⅢ型コラーゲンは、再生能力に富み、肌の自然治癒に欠かさないもの。しかし、残念なことに30代から年齢とともに減少を続けてしまいます。ベビーコラーゲンはこの必須コラーゲンを高配合した最新の注入剤です。
PCL製剤とは
ベビーコラーゲンと混ぜ合わせるPCL製剤は、もともと再生医療の分野などで細胞を誘導する素材として使われているものであり、組織を誘導する性質を持ちます。
治療には特定のPCL製剤を使用します。この製剤は軟部組織の欠陥を修正し、組織の増強が期待できることや、真皮に注入することで、コラーゲンを刺激・生成するというメリットを持ち合わせています。
ポリカプロラクトンを20%含有しており、キャリアジェルは含まれておらず、コロイド上の液体なので、注入後に凹凸がでる可能性はほとんどありません。
さらにこのPCL製剤は粒子が非常に細かいので、ベビーコラーゲンと混ぜ合わせても、30Gカニューレや35Gエンジェニードル針を容易に通すことが可能です。そのため、目尻などの細かいシワに対しても細かく治療が行えるのです。
効果の持続性を高めることに成功
通常のベビーコラーゲンは、しわ治療への効果や肌そのものの若返り効果が期待されますが、体内への吸収の早さが弱点です。注入直後はその効果を実感できますが、数カ月で元に戻ってしまうため、効果の持続期間を伸ばすことが課題でした。どうにか持続時間を延ばして、患者様の更なる満足度を上げることができないかと考えた末に、特定のPCL製剤と混ぜ合わせて注入する“ベビーコラーゲンブースター療法”が完成。ベビーコラーゲンとPCL製剤を1:1の割合で掛け合わせることによって、ベビーコラーゲンの弱点でもあった持続時間を延ばすことに成功しました。
肌そのものを若返らせる”画期的な治療法
ベビーコラーゲンブースター療法は、単なるしわ治療にとどまらず“肌そのものの若返り”を目的としています。
使用するPCL製剤には線維芽細胞を誘導する効果があるので、コラーゲンを効果的に誘導し、肌質を改善します。細胞は分裂する際に、死んだ細胞をサイトカインすることで新しい細胞ができることが分かっているので、その時周囲にⅢ型コラーゲンがあれば、そのⅢ型コラーゲンを取り込んだ若い細胞ができるのです。
また、他のフィラーとは異なり、注入個所の形を変えるための治療ではありませんので、形を変えずにしわ治療をしたり肌を若返らせたりしたいという、男性患者様からのニーズも高い治療でもあることもわかっています。
人生100年時代、必要とされる “若返り”治療
人生100年時代を迎えようとしている今、若さを追求したいというニーズは、より高まっていくと考えられます。80歳になった自分の姿を想像することはあると思いますが、今はさらに20年も生きる時代です。自分が思い描いた姿よりもさらに老化が進むのは間違いありません。
フィラーによるボリューマイジング、最新機器によるたるみ治療など、ある程度エイジングケアを行うことは可能な時代にはなっているものの、肌質の老化はどうにもならず、そこに悩みを抱える方が多くいらっしゃいます。
しかし、PCL製剤を活用したベビーコラーゲンブースター療法は、目に見えて肌を若返らせることを目的としています。
施術を受けた方からはその効果から、別の部位の施術をお願いされることも多いです。
気になる部分を修正するのではなく、若返らせてしまおうという新しい治療。今後ますます注目されていく治療となるでしょう。