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検査結果の説明・PRPの作成
前回の血液検査のご説明を医師より行います。その後、治療を受けられる方はPRPの採血、治療を行います。
採血は30mlほどです。およそ20分程度で患者さま専用の「PRP育毛注入剤」が出来上がります。
PRP作成のポイント“混和“
PRPの作成手順はキットによって少し異なるかもしれませんが、今回は当院で行っている方法をお伝えしたいと思います。
まずは患者様から30ml採血をします。その血液を7分ほど遠心分離機にかけることで、血漿と血球成分を分離します。
血漿の下部には、血小板が溜まっていますので、ゲルセパレータ上の1.0ml~1.5mlを残すようにしてPPPを廃棄。
残った血漿と血小板を慎重に混和すればPRPの完成です。
この最後の混和に、少しコツが必要です。
慎重に混和しなければ効果が薄れてしまうので、注意して行います。
当院では、PRPに添加物は混ぜておりません。
患者様の自己血のみでPRPを作成しています。
お待ちいただく間に、効果を計測するための写真撮影を行います。
頭皮への注入
注入にはメソガンを使用しています。メソガンは針の深度が調節可能ですので、1~2㎜程の深さで安定してPRPを注入することが可能です。
針が高速で動くことや、1ショットの注入量が少ないことから、注射に比べて痛みの少ない施術が実現できます。
当クリニックでは、FDA(米国食品医薬品局)およびCE(ヨーロッパ販売承認)を取得したマイセル社製のキットを使用しています。
※お帰りの際には次回の検診(3か月後)の予約をとってお帰りいただきます。
検診(3か月後)
施術後の頭皮の状態を確認し2回目の施術を行います。
※経過の写真を撮影します。
※2回目の施術から3か月後、検診にお越しください。必要な場合は医師により3回目の治療をお勧めする場合もあります。
治療期間
個人差はありますが、効果を実感するためには2~3か月に1回、計2~5回の治療を勧めています。
ある程度の改善が認められた場合は、維持療法として半年に1回程度の治療を継続するとよいでしょう。
脱毛症に対するPRP治療は、失われた毛包を再生する治療ではなく、残存する毛包を刺激し増大させる治療です。そのため、毛包が多く残っている女性患者様の方がより効果を実感できるかもしれません。
また女性型脱毛症は一般的な治療法では効果が出にくいため、PRP治療が有望であると期待されています。
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