ニューロテック®(神経再生リハビリ)

脳卒中、脊髄損傷後遺症
歩けない、治らないでなく、あきらめない
ニューロテック®
(神経再生リハビリ)

  • 監修医師:貴宝院 永稔 (きほういん ながとし)
  • 医療法人慶春会 福永記念診療所 部長
  • 医療法人交和会 リブラささしまメディカルクリニック 部長
  • ニューロテックメディカル株式会社 代表取締役

ニューロテック®(神経再生リハビリ)

骨髄由来幹細胞治療だけでなく、効果を高める技術(リハビリ中幹細胞点滴、再生医療に合ったリハビリ、リハビリ上清液)を掛け合わせることで高い効果が期待される新しい複合治療法です。

特許取得 ニューロテック(登録番号5996400)
我々は、脳卒中・脊髄損傷・神経障害・心不全・肝不全・腎不全などに対する幹細胞治療の基盤特許を取得しております(特第4061487:血管新生を目的とする移植材料及びその製造方法)。今後、世の中の役に立てる様に、ニューロテック®(再生医療、AI、先進リハビリ、遺伝子治療)を更に進化させていきたいです。

ニューロテック®(神経再生リハビリ)とは

ニューロテック®(神経再生リハビリ)では、幹細胞点滴に加えて、幹細胞点滴中/1日後/2日後、以降は週2回以上の頻度で行ない、痙縮を落とし、TMSと低周波などを用いて頭部〜四肢の神経回路を興奮し易くした上で、1日100回〜500回以上を目標として鍛えるべきところ、動作を反復運動していくリハビリが重要であると考えています。

幹細胞点滴中から体内の血中の幹細胞濃度が急激に高まります。点滴する幹細胞を神経損傷部へより集積させるためには、血中の幹細胞濃度が高まっている点滴中から集中的なリハビリをしていくことが有効と考えられます。また、人に動かされるリハビリだけでは無く、意識しながら訓練すべき神経回路や動作を出来るだけ自分の動きとして反復運動していくことで、鍛えるべき神経回路の再構築、動作能力を獲得して貰うことを目指します。

なぜニューロテック(神経再生リハビリ)が有効なのか

脳卒中の後遺症に悩む方は全国で約150万人、脊髄損傷は約10万人(毎年5,000人受傷)いると言われています。

脳卒中や脊髄損傷は症状の重度に関わらず、脳や脊髄が何かしらのダメージを受けた以上は、その部分の機能は二度と戻らないとされてきました。

しかし、早くから効果的にリハビリを行うことで、ダメージを受けた脳や脊髄が回復したり、他の部分が補ってくれる様になることが分かってきました。脳卒中、認知症、脊髄損傷などの神経障害の回復には、エビデンス(科学的根拠)に基づいたリハビリを積極的に行い、人間の本来持つ「自分を治す力」を高める事で、損傷した神経回路を再生することが重要です。

更に、神経細胞の再生力が高い「自己骨髄由来幹細胞点滴」に、幹細胞がより神経損傷部に集まる様に幹細胞点滴中からリハビリする「リハビリ中幹細胞点滴」、幹細胞点滴に合わせた「再生医療に合ったリハビリ」、サイトカインで組織と細胞の機能回復を促す「サイトカインカクテル」を掛け合わせる事で、脳卒中・脊髄損傷の後遺症の改善により高い効果が期待できます。

ニューロテック®(神経再生リハビリ)の流れ

一般的な治療の流れ(初診~細胞培養)

問診
状態や、過去の検査データをもとに、治療適応の有無を判断。医師が治療可能と判断した場合は、感染症検査のための採血。
採血結果が出て、結果に問題がなければ約2~3週間後
採取した骨髄液は厳重な保管を施し、温度管理を維持したまま培養センターに輸送されます。
幹細胞が増えており問題がないことを医師が確認したら、骨髄採取から約1ヶ月後に点滴投与

一般的な治療の流れ(細胞点滴+神経リハビリ)

症例に応じて、TMS治療や低周波治療を併用し頭部〜四肢の神経回路を興奮し易すい状態にプレコンディショニングを行ないます。

幹細胞点滴にかかる時間は、約30分~1時間、幹細胞点滴中に「促通反復療法(川平法)」、ロボット療法などによる反復運動を同時に行います。点滴後30~1時間の安静様子観察

※幹細胞点滴3回の場合、点滴投与は約1ヶ月期間を空けて3回実施

次回点滴までに決められたリハビリメニューを点滴後1日後/2日後、以降は週2~3回以上の頻度目標で行ないます。

骨髄由来幹細胞点滴について

骨髄由来幹細胞点滴とは、自身の体内にある骨髄から骨髄液を採取し、その骨髄液の中にある幹細胞を培養して大量に幹細胞を増やし、点滴で体に戻す治療です。

骨髄由来幹細胞点滴の特徴や、効果、臨床研究などを説明します。

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再生医療にあったリハビリについて

ニューロテック®(神経再生リハビリ)では、幹細胞点滴に加えて行うことが重要と考えています。

rTMSや、低周波治療(電気刺激療法)を使ったニューロテックのリハビリの考え方について説明します。

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治療効果を高める組み合わせ治療

ニューロテック®(神経再生リハビリ)と組み合わせることによって、さらに治療効果を高めることができます。

サイトカインカクテル(幹細胞培養上清)療法とは

幹細胞を培養する際に生じる培養上清液には、幹細胞から放出されるサイトカイン(成長因子、神経保護因子、血管新生因子など)が多数含まれます。効果の一例としては、個人差がもちろんありますが、脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血)、及び脊髄損傷後の後遺症の軽減やリハビリ効果が高まることが報告されています。

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